
現代のビジネス社会は、常に環境が変化し続けています。
かつては当たり前に利用されてきたFAXも、リアルタイムでのレスポンスが求められる現代において、留守中や外出中のFAXはタイムラグが発生してしまうため困るといった悩みを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
電子メールでやり取りすればコストも抑えられ、かつスピーディに対応できるにもかかわらず、取引先とのやり取りは従来のFAX通信に指定されるため対応に時間がかかる、といった不満を持つこともあるかもしれません。
また、受信したデータを紙出力する今までのFAX機器において、「1枚でおさまる内容なのに何枚も紙が出力されて無駄だ」「不要な部分は紙がもったいないので欲しい箇所だけ出力できたらいいのに」と、紙やインクの消費についても不満に思ったことがあるのではないでしょうか。
今回は、今までのFAXにおける悩みを解決してくれる「インターネットFAX」の費用とサービスについてご紹介します。
使いやすさはもちろん、自社の利用スタイルに合わせてトータルコストで比較することがとても大きなポイントになりますのでその点にも注目してください。
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目次
インターネットFAXとは
「インターネットFAX」は、通常の電話回線を用いたFAXではなく、インターネットを通じてFAXを送受信することがでるサービスです。
インターネットFAXでは、通常のFAX機器を用意する手間やコストが必要なく、電気代や紙代、インク代などのランニングコストのほか、出力した紙を保管しておく物理的スペースも不要となります。
また、FAXを使用して送付されてくるダイレクトメールが勝手に出力されてしまうことがないなど無駄な資源の消費がなくなり、コスト削減にもつながるのです。
インターネットFAXを活用すれば営業の外回り中でもFAXの送受信を行うことができるほか、旅行中や海外出張中もインターネットに接続されているだけでどこでも利用可能となるため、外出中、急にFAXを送ることになってしまっても、コンビニを探して走り回る必要がなくなります。
さらに、インターネットFAXなら従来のように受信と同時に紙出力されず送受信したデータはデジタル保存できるため、データ管理のしやすさもメリットのひとつにあげられます。
さまざまな企業で活用されているのはもちろん、近年増加傾向にある個人事業主や在宅ワークなど、原稿や請求書のやり取りにインターネットFAXを活用するという個人での需要も増えつつあります。
インターネットFAX 基本の「4つの費用」
前述の通り、通常のFAXと比べてインターネットFAXのランニングコストは安くなりますが、実際にはどのような費用がいくらくらい必要となるのでしょうか。
まずはインターネットFAXにかかる4つの基本となる費用を見ていきます。
初期費用
インターネットFAXの初期費用は、
・1,000円
・2,000円
・5,000円
など、会社により費用はさまざまです。
中には条件次第で「初期費用無料」となるキャンペーンを行っているサービスもあります。
一般的なFAX機を導入する場合、施設設置負担金やFAX機器を準備するために約40,000円程度、FAXだけでなくコピーやプリント、スキャナーなどの機能がついている複合機は20,000円代から高いものでは100万円以上するものもあります。
これらを考慮すると、インターネットFAXは会社ごとに費用が異なるとはいえ、比較的リーズナブルにはじめることが可能です。
時期にもよりますが、各社キャンペーン期間を設け初期費用を無料とする場合がありますので、インターネットFAX導入を検討中の方は、キャンペーンを実施しているかどうかをチェックしておきましょう。
月額費用
インターネットFAXを利用する場合、月額費用がかかります。金額は数百円~1,000円以上のなど、こちらも会社によってさまざまです。
月額費用はインターネットFAXを利用している間、常に支払い続けることとなりますので、料金プランをきちんと精査したうえで慎重に検討を進めてください。
また、インターネットFAXの多くは、申し込み初月の月額費用が無料になるキャンペーンや、申し込みをしてから約1か月程度、無料トライアルができるといったケースもあります。
中身を比較して気になるインターネットFAXがある程度絞ることができれば、初月無料キャンペーンや無料トライアルを活用して実際の使いやすさをチェックしてみることもオススメです。
送信費用と受信費用
送信にかかる費用は各社で大きく異なります。
インターネットFAXの多くは、決まった枚数までは送信料無料、既定枚数を超えると料金が発生するという仕組みになっています。
送信枚数によって料金が変わってくるため、料金を見積もる際には、自社が毎月どのくらいの枚数を送信するのかを把握しておく必要があります。あらかじめ各関係部署や担当者に確認を取っておくとスムーズに導入を進められるでしょう。
受信費用は、受信1枚単位で料金が発生する会社と、何枚受信しても無料という会社が存在しています。
送信ではなく受信をメインで使用したいと考えている場合、受信費用がかかるプランは注意が必要です。
また、FAX送信の多い方向けにオプションプランを提供していたり、枚数が増えていけば1枚あたりの単価が下がったりと、送信数が多い場合にお得になるサービスもあります。
インターネットFAXの導入を検討する際は、あらかじめ毎月の送受信のボリュームを把握しておきましょう。
枚数ではなく「通信時間」で計算
ちなみに、インターネットFAXの送信、受信費用について、各社のサイトで見比べると、「枚数」単位ではなく「通信時間」単位で金額を表記しているケースがあります。
実は「枚数」単位で記載されているサービスには、裏側では「通信時間」単位で金額計算が行われているものがあります。
送受信時にかかる時間は、トラフィック状況や送信するデータの内容によって異なります。
「枚数」単位で表記しているサービスも、1枚にかかる目安の通信時間をもとに金額を計算して、わかりやすく「1枚◯円」と記載している場合が多いのです。
おおよそどのサービスも、「1枚の送信にかかる時間を◯秒として計算」などと表記されていることがありますので、費用を比較する際には条件を揃えて確認するようにしましょう。
月額+送受信の費用がお得なサービスはどれ?
インターネットFAXの利用は月額だけでなく送受信にも料金がかかりますので、比較する際には月額と送受信をあわせた費用で判断することがポイントです。
ここでは月額+送受信のコストがお得なサービスについて、代表的なインターネットFAXサービス4社で比較していきます。
送信枚数別の最適なサービス
自社に合ったインターネットFAXサービスを選ぶためには、送信枚数別の月額費用や送信費用について理解しておくことが大切です。
以下で、ピックアップしたサービスの送信枚数別「月額費用+送信費用」の合計額をまとめましたので参考にしてみてください。
03FAX ※使い放題500 プラン使用時 |
eFAX | jFAX | 秒速FAX 送信 (送信専用サービス) |
|
50枚 | 2,280円 | 1,800円 | 990円 | 500円 |
100枚 | 2,280円 | 1,800円 | 1,540円 | 1,000円 |
200枚 | 2,280円 | 2,300円 | 2,640円 | 2,000円 |
500枚 | 2,280円 | 5,300円 | 5,940円 | 5,000円 |
1,000枚 | 22,280円 | 10,300円 | 11,440円 | 10,000円 |
※表内の金額は全て税抜です。
送信500枚以内なら『03FAX』
03FAXは、03plusというクラウドPBXのアプリを利用してインターネットFAXの送受信を行えるサービスです。
使える市外局番付き電話番号が豊富で、東京03や大阪06など全国主要46局に対応しています。番号ポータビリティにも対応していますので、03FAXの導入後も既存のFAX番号を使いたいという場合も安心です。
03FAXの魅力はなんといってもその手軽さにあります。外出中であってもスマホで撮影した画像をそのままFAXで送信できますので、わざわざオフィスに戻る必要はありません。もちろん、受信データもアプリから確認可能です。
03FAXの初期費用は5,000円で月額費用は1,280円です。年払いであれば、初期費用が1,200円割引されます。
送信費用は月額1,000円で利用できる「使い放題500」に加入すれば、500枚まで追加料金なく送信できます。そのため、上記の表からも分かるように、毎月200〜500枚までのFAX送信であるならば、03FAXが特におすすめです。また、受信費用は何枚であっても追加料金がかからないところもポイントです。
「毎月まだまだそれなりにFAXを送信している」という企業にぜひおすすめしたいインターネットFAXです。
03FAX
https://03plus.net/03fax/
送信150枚以内なら『eFax』
eFaxは、シンプルな使い勝手と費用対効果の高さを売りにしているクラウド型のFAXサービスです。世界中で1200万人もの利用者がいるとされています。
取得できるFAX番号は、全国主要都市の62市外局番と050です。専用番号を取得することで、PCやスマホからでもEメールアドレスにて送受信できます。
料金は登録手数料が1,000円、月払いプランなら月額1,800円で、送信・受信ともに150ページまでは無料です。151ページ目からは1ページごとに10円加算されます。そのため、表からも分かるように、毎月のFAX送信枚数が100〜200枚程度であればeFaxはコスト面でお得に使えます。ただし、200枚を超える場合は03FAXに比べて割高になりますので注意しましょう。
送信50枚以内の少量なら『jFax』
jFaxは、メールでシンプルかつ気軽にFAXの送受信を行えるインターネットFAXです。取得できる番号は東京03と大阪06、そして050番号のみとなっています。
初期費用である登録手数料が1,000円、月額料金は月払いであれば990円です。毎月100枚までであれば受信は無料、送信については毎月50枚まで無料です。送受信ともに毎月の無料枚数を超えると、以降1ページごとに11円かかります。
このようなことから、100枚を超える場合はeFaxの方がお得で、200枚から500枚になると03FAXの方がお得になります。しかし、FAX送信数が毎月100枚以内で収まるのであれば、jFaxがお得です。
送信しか使わないなら『秒速FAX 送信』
送信のみに特化してインターネットFAXを使いたいということであれば、秒速FAX送信はコスト面で検討すべきサービスといえるでしょう。
秒速FAX送信は、初期費用が440円、月額費用無料で利用できるサービスです。つまり初期費用を払ってしまえばあとはFAXを送信した分だけしか料金の支払いがないというわけです。送信費用は以下の通りです。
5,000枚まで … 10円
5,001~10,000枚 … 9円
10,001~50,000枚 … 8円
50,000枚以上 … 7円
送信枚数が少ないうちは一般的な料金ですが、5,000枚を超えてからは格段に安くなっていきます。そのため、毎月多くのFAXDMを送信する企業におすすめです。月額料金がかかりませんので、たまにまとめて大量送信するといったケースでも利用価値があります。
また、秒速FAX送信は送信に特化したインターネットFAXサービスとして、300件まで一斉送信できる機能や予約配信、配信状況確認などさまざまな機能が搭載されています。
申し込み前に要チェック「無料トライアル」
いざ、インターネットFAXを利用してみよう!と思っても、初めての場合、どのサービスを選ぶべきかいまいちわからないという方多いのではないでしょうか。
そこでぜひ試してみていただきたいのが「無料トライアル」です。無料でインターネットFAXサービスを試すことで、使いやすさやなどを実際に触れて確かめることができます。
無料トライアルでチェックするポイント
インターネットFAXの無料トライアル期間でチェックするべきことは、各サービスの使い勝手やFAXの品質です。
今後インターネットFAXを活用する社員が問題なく使えているか、送受信するFAXの品質、読みやすさ等に問題がないかなどを中心にチェックします。
ちなみに、30日間の無料トライアルであった場合、期日を過ぎてしまうと自動更新になってしまうので、解約する場合は期日が過ぎないように注意しましょう。
無料トライアルが可能なインターネットFAX
費用がかからず、インターネットFAXをどのくらい体験できるのか、3社の比較をしていきます。
03FAX
03FAXには「0円スタートキャンペーン」があります。
このキャンペーンは、「受信制限なし」「1日1回まで送信可能」といった形で送信について制限がかかった状態で利用できる無料トライアルです。
「0円スタートキャンペーン」は最大30日無料で利用できます。具体的には、申込日から締め日の25日までが無料になります。例えば、26日から申し込めば翌月の25日までの1ヶ月間しっかり無料で利用可能です。ただし、例えば月の真ん中である15日から申し込んでしまうとわずか10日間しかキャンペーンを利用できないので注意が必要です。無料期間をしっかり使いたいならば、26日に申し込みをしましょう。
また、25日までに解約しなかった場合は、そのまま申し込みしたプランにて本契約に移行します。期間中に解約手続きをした場合は、返金されます。無料トライアル期間で使用感を確認して継続するかどうか検討しましょう。毎月200〜500枚程度のFAX送信があるならば、03FAXは断然お得です。
最大30日間無料!スマホでもPCでもFAXができる『03FAX』
eFax
eFaxは、以前まで申し込みから30日間無料で全ての機能を使える無料トライアル期間がありました。しかし現在では、無料トライアルは終了しています。
jFax
jFaxでも以前は申し込みから30日間、全ての機能が無料で使える無料トライアル期間がありました。しかし現在では、無料トライアルは終了してしまっています。
インターネットFAXのオプション機能も要チェック
インターネットFAXを利用しはじめる際には、契約した会社から新たなFAX番号を割り振られるため、以前使用していたFAX番号を使用することができなくなる場合がほとんどです。
しかし、長年営業で利用してきた番号を変更してしまうと、取引先へ連絡したり、名刺を切り替えたりと手間や無駄なコストが発生してしまいます。
そのため、長年利用していた番号をそのまま引き続き使いたいというケースも多いのではないでしょうか。
インターネットFAXのオプション機能を活用すれば、これまでの番号をそのまま引継ぐことが可能です。
今までの番号がそのまま使える「番号移転」
通常のNTT加入電話やひかり電話は、引越や海外に移転した際、NTTの収容局が変更されるため以前の番号が利用できず、新たな番号に変更を余儀なくされていました。
「番号移転」サービスでは、今までのFAX番号が移転可能な場合に限り新しい番号に変更する必要がなく、そのまま番号を移転してFAXを利用することが可能となります。いわゆる「ナンバーポータビリティ」制度です。
番号移転サービスの費用
先述した「03FAX」は、「番号移転利用オプション」のサービスを行っています。
「03FAX」でナンバーポータビリティを利用する場合の初期費用は3,000円、毎月1,000円の料金がかかります。
注意点として、移行できるのはNTTのアナログ回線、もしくはISDN回線で契約した番号のみで、ひかり電話はその番号自体が他社に移転できないためインターネットFAXで番号移転することはできません。
設立年が比較的新しい会社の多くはひかり電話を契約しているケースも多いと思いますので、番号移転を検討する際は事前に契約中の通信業者に確認を取っておきましょう。
さまざまなインターネットFAXサービスの中でも、番号移転サービスを行っている会社は限られます。番号移転を取り入れたいと考えている場合にはこの点に注意が必要です。
今までの番号から転送して使う「転送サービス」
番号移転だけでなく転送電話を利用した「転送サービス」を活用しても、取引先に番号の変更を伝えることなく今までの番号にデータを送信してもらうことができます。
転送サービスは、これまでの番号に送信されたFAXをインターネットFAXへ自動的に転送してくれるシステムです。
サービスの利用手順は、
1.インターネットFAXに申し込みをする
2.現在契約している電話会社の「転送電話」を申し込む
3.FAXの転送先番号に1.で契約した番号を設定する
4.転送を開始する
という流れになります。
転送サービスの費用
番号移転サービスを使わず転送サービスを利用する場合には、契約している電話会社がNTTの場合、「ボイスワープ」というサービスに申し込むこととなります。
ボイスワープは月額500円で利用可能ですが、法人の場合は月額800円となり、ひかり電話の場合は別途工事代2,000円が必要です。
KDDIでは「着信転送サービス」、ソフトバンクは「多機能転送サービス」という名称で転送サービスを行っていますが、いずれも月額500円の使用料が必要となります。
また、FAX転送のたびに転送元から転送先までの通信料が発生するほか、転送されたFAXは受信料も発生しますので、選択するサービスの受信料が無料かどうかについても気にしておく必要があります。
自社のFAX利用状況に応じてサービスを選び費用を節約!
インターネットFAXについてはさまざまな会社がサービスを提供しており、月額費用だけでなく、送信・受信時にも費用が発生するほか、転送サービス利用は別途月額使用料がかかることも紹介しました。
番号移転でこれまでの番号を引き続き使いたい場合や、毎月たっぷり送信したい場合は「03FAX」、毎月のFAX利用の頻度は低いけどインターネットFAXに切り替えたいという場合は「jFax」というように、
・月々の送信、受信の利用予定枚数
・今までの番号をインターネットFAXでも引き続き利用するかどうか
という点がポイントになります。
ポイントを押さえて、自社にとってお得なインターネットFAXサービスをぜひ見つけてください。